
ビジネスを成功させるためにも「しあわせ」を念頭に置け(3点)
ビジネスにおいては戦わないことが最高の戦略であり、そのためには、「差別化」ではなく「独自化」するしかありません。「独自化」するにはモノを売るのでなく“体験”を売るのです、という視点で考える「エクスペリエンス・マーケティング」を提唱する本です。 五感を使って、とタイトルにある通り、本書では眼・耳・鼻・舌・身の五感にうったえる方法を具体的にアドバイスし、それらを徹底することによってお客様の第六感(シックスセンス)にも到達することを示しています。嬉しい、楽しい、美味しい、気持ちいいという感覚や共感を得ることが大切、というのです。 他にも、「非日常」ではなくこれからは「新・日常」、ターゲットはなるべくせまく、というノウハウを述べているマーケティングの本。……と読み終わろうとした時、巻末の数ページで、この種の本に期待していなかった内容に出会いました。 そこでは「大好きな人の笑顔を見たい」「自分の仕事が好きか? お客様が好きか?」というタイトルで、あなたは何のために仕事をするのか、と著者が問いかけていました。 「グローバル・スタンダードになって、しあわせになりました?」 「そろそろ、勝ち負けというものさしで世の中を見るのをやめましょう」 「売上と利益だけでビジネスを見るのはやめましょう」 「報酬だけで仕事を選ぶのはやめましょう」 「その仕事が好きか? その仕事をしているのはしあわせか?」 「あなたが自分の仕事を『しあわせ』という観点から考えるところからスタートです」 この種の本は勝ち組だの負け組みだのと殺伐した心情を背景にしている、と思っていましたので、最後に著者からこんな問いかけがあったのは驚きです。 ビジネスを成功させるためにも「しあわせ」を念頭に置け、というのは意外なめっけもんでした。
Get Jazzed!(4点)
著者の出版物は何冊か読んできましたが、曖昧でイマイチはっきりしない部分の多かった以前の 出版物に比べ、随分具体的になってきたなぁと感じました。 何だか曖昧で分かったような分からないような…、という気になっていらっしゃった方も、今一度 読んでみる事をオススメします。 使えるサンプルや例も多く、読み応えのある一冊になっていると思います。 次回作への期待を込めて、星4つ。
「肩書き」は要らない!「知恵」を使え!(5点)
いや〜、痛快の一言でした。いつものように語りかけてくれ、また確認までして貰えるスタイル。藤村先生のお人柄がよく出ている1冊です。 今回は、今までと少し違い、藤村先生の持論が沢山用いられ、日本社会を動かしてきたエリート達の思考回路が、今の不況の根源であり、もう時代は一変しているのに、成功体験にしがみついている姿を痛烈に批判。 がしかし、藤村流の提案まできっちり盛り込まれているので、エリートと呼ばれる方々にこそ読んで貰いたい書籍ですね。もっと「現場」を重視しろと! もう「競合対策」では通用しない時代。まさに「客対策」の時代。しかも、イトーヨーカ堂の伊藤会長が口に出される「前始末」の時代。 とにかく、自分では「伝え方」を重視して、「出来ること」に集中したいと思います。しかも、恋人やガールフレンドを想定して(笑)。 今後も楽しみにしております。有り難うございました。 |