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 2009/01/08 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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憲法九条を世界遺産に


著者:太田 光, 中沢 新一
発売日:0000-00-00
出版社:集英社
定価:\693(税込み)
販売価格:\693(税込み)
人気度:ユーザ評価:3.5
ジャンル:新書
ISBNコード:4774307254
在庫状況:通常24時間以内に発送
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憲法九条を世界遺産にの読者感想
アンビバレンスへの喚起(4点)
お笑い芸人・太田光さんと文化人類学者・中沢新一さんの対談集。
テーマは「憲法九条の持つ矛盾」
宮沢賢治の童話と政治思想など、事例の中にひそむ相反性を真正面から捉えることで、またその矛盾を認め、それらがどこでリンクするのかを見極めようとすることで、憲法九条が持つ矛盾とそれに対する問題意識を読者に喚起する内容となっている。

憲法九条に主眼をおいて対談は進んでいるはずなのだが、話は四方八方に飛ぶ。一貫しているのはAmbivalence(両面価値)への意識を高めようとすること。「臭い物には蓋」をしてはいけない。簡潔化してはいけない。総体的に物事を捉えるためには矛盾を認めなければいけない。宮沢賢治に始まり、死の表現、武士道とお笑い、言葉の可能性・・・etc
事例を重ねることでその意識を研ぎ澄ます。そして問題を再び憲法九条へとフィードバックさせる。

これからますます活発化するであろう憲法改正論議。例え九条をそのままにしても個別的自衛権の行使や国家緊急権草案など問題は計り知れない。何もかも無傷のまま、という終結は望めそうにない。
だからこそ、ただ肯定や否定に留めるのではなく、矛盾を掘り出し問題と向き合う意識が欲しい。そういう意味で、この対談は価値の高いものである。 右と左の間の中道の必要性、落語、お笑いの茶化す文化の必然(4点)
色んな議論が起こっている本ですね。
議論が起こる事が多様性を表してもいるわけですからある種健全な社会だと思います。また不戦ではなく非戦を世界に示す珍品である憲法九条を世界遺産にと言う発想はアイデアとしては最高だし、議論のたたき台には絶好ではないかと思います。
宮沢賢治と田中智学の繋がりなどは不勉強で知らないのですが、宮沢が戦争に加担したことがあるとは知りませんでした。
自分自身は他国の憲法を知らないので分かりませんが、スイスの永世中立だとか、軍事費が非常に少ない国の憲法がどうなっているのかを示して九条の珍品さを示していただければ更に勉強になったと思います。また右とか左とかがあるからこそ、そこに中道と言う流れがあり、また落語やお笑いで、行き過ぎた思想や行動を茶化す文化が日本にある事の重要性も感じました。
本書の中で中沢さんが「民俗学をやっているから。。。」とありますが、それ本当?と大田さんにつっこんで貰いたかったな(笑)確かに叔父さんは著名な民俗学者(歴史学者)ですが。 国民投票(3点)
太田さんが憲法問題を取り上げてくれたのは、憲法問題に一石を投じ、わかりやすく国民に提示したという点で、非常に高い価値のある作品である。
憲法改正は、最終的には国民投票に付託されるもので、国全体でわかりやすい議論をしなければならない。
自民党は憲法改正の必要性を声高にあげるが、国家の品格さえ問われている中で、国民にその判断を委ねるのは、時期尚早なのではなかろうか。

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