
慣れちゃった?(3点)
いわゆる奇妙な味の短編集。充分楽しめるが、以前読んだ同じ作者の「冷蔵庫より愛をこめて」や「ナポレオン狂」に比べると、全然インパクトが薄い。さすがの阿刀田高も、あれほどの高レベルの短編を常に書き続けるのは無理なのか? それとも、単に私が阿刀田短編の強烈さに慣れてしまい、ちょっとやそっとの話じゃ驚かなくなったからだろうか? いずれにせよ残念である。収録作品は以下の通り。「あの人をころして」、「柳の下のジンクス」、「銀座の恋の物語」、「蜜の匂い」、「ベター・ハーフ」、「殺意」、「海が呼ぶ」、「凶事」、「自殺クラブ」、「紅白梅の女」、「演技」、「夢判断」、「干魚と漏電」、「勝ち馬情報」。 |