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 2009/01/08 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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博士の愛した数式


著者:小川 洋子
発売日:0000-00-00
出版社:新潮社
定価:\460(税込み)
販売価格:\460(税込み)
人気度:ユーザ評価:4.5
ジャンル:文庫
ISBNコード:4774307254
在庫状況:通常24時間以内に発送
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博士の愛した数式の読者感想
この博士は健忘症ではあるが、認知症ではない。(5点)
 精神科医 小沢勲は 日本の医療界の良心。
 かれは自己の『認知症とは何か』(岩波新書)で小川洋子の作品を次のように評価した。「認知症とは、病態失認である」
 38頁から42頁にかけて、小川洋子の『博士の愛する数式』を具体的に取り上げて語ってくれる。「この博士は健忘症ではあるが、認知症ではない。」
 「では、なにが物忘れを認知症の記憶障害にするのであろうか。それは記憶障害事態に特異なパターンがあるというより、彼らの記憶障害に対する態度でもいうべき「何か」であろう。認知症には自らの記憶障害に対する防衛策を講じないと、うまく暮らしていかないという認識が抜け落ちてしまうのである」
 この核心をついたとらえ方。さすが、小沢勲である。
 私は、この小説が、映画になり世界中の人間を 心優しくしたことをしっている。同時に、博士は「認知症」ではないと小沢は言い切る。これだけ すごい小説であることを 知ってもらいたいのである。では、「認知症とは何か」。これは小沢の書物を読まないと...
数学の美しさを知る一冊(4点)
今までの人生で数式(数学)が美しいと感じたことがあるでしょうか?おそらく、多くの人は数式に美しさを感じたことなど無いでしょう。それどころか、数式を見るのもウンザリという人が多いのではないだろうか?おそらく、それなりに数学に精通していない限り、数式を見て、美しいなどと感じることはないことでしょう。
しかし、本書からならば、数学嫌いな人でも、「数学の美しさ」や「数学の神秘さ」を感じ取れるのではないだろうか?物語の中で、博士が数字の神秘を語るくだりは、つい引き込まれてしまいます。「この本を中学生の頃くらいに読んでいたら、もっと数学を勉強していたかもなぁ〜」なんて思いました。お勧めの一冊です。
違った気持ちで「数式」を見れる(5点)
大げさな展開などなにも無いのだけど、静かに家政婦と雇い主という関係が始まり、子供がかかわり、ところどころに事件があり、静かに話が進められていて、終わりも暖かな余韻とともに静かに終わっている。

なんか、登場人物がとてもリアルでユニーク。そして彼らの交流がほんわかしてて、そこがじわじわじわじわと胸にくる。

数式って、こんなに興味深いものだったっけ?と、どこか昔に学校で習ったことのある定理を違った気持ちで読んでいた。 無味乾燥な数学が、とても面白くドラマティックに思えてくるのは著者の筆力の賜物ではないかな。


誰かに大切にされるって、こんなに素敵なことだったんだね、って改めて思う。
静かに泣ける1冊です。

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