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 2009/01/08 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実


著者:米原 万里
発売日:0000-00-00
出版社:角川書店
定価:\580(税込み)
販売価格:\580(税込み)
人気度:ユーザ評価:5.0
ジャンル:文庫
ISBNコード:4774307254
在庫状況:通常24時間以内に発送
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実の読者感想
4人の少女が歩んだ道(5点)
作者が幼い事学んだプラハのソビエト人学校での三人の同級生の当時のエピソードとその後を描いた力作である。
ギリシャ人のリッツア、ギリシャの太陽をこよなく愛し、小学生ながらに皆に性教育をしてまわった明るく開けっぴろげで、物事に動じない一寸劣等性の少女。
ルーマニア人のアーニャ、祖国の自慢ばかりして、誠実そのものの瞳をしながら謎が多い少女。
ユーゴスラビア人のヤスミンカ。優等生で物静かながら、詩人のように話し、芸術の素養に恵まれ、日本の浮世絵をこよなく愛した少女。
それぞれの少女は、ソビエトの近隣諸国への侵攻、共産主義の分裂や崩壊、そのような激動の時代を逞しく生きていく、そして彼女達のその後たどった人生から、様々な歴史の側面が見えてくる。
読み物としても一流だが、歴史の資料ともなりうる一冊である。
「ふるさとは遠きにありて思うもの」この言葉の本当の意味を知ったのは大学生の時である、リッツアの生き方からはこの言葉が浮かんだし、アーニャの人生からは何故共産主義が崩壊したのかが垣間見える。そしてヤスミンカ、彼女が語った白い都の美しい歴史の逸話が現在の兵の心に届かなかったのがあまりにも悲しい。
激動の歴史は三人の少女の生活を激減させ、彼女たちも少女時代とは全く違った人生を歩み、考え方を持つようになる。
作者を含め4人の少女たちがその後歩んだ人生については各々様々な感慨が浮かぶであろう。
あらゆる意味で是非読んでおきたい一冊である。 現代、東欧の藪の中(5点)
芥川龍之介の藪の中。戦国時代の殺人事件をめぐって、犯人、被害者の夫、目撃者、被害者(の霊媒の言)がまったく異なるミステリ。その現代、東欧版が米原万里の「真っ赤な真実」。真っ赤なは真っ赤なウソと、共産主義の赤をかけた、作者独特の言葉遊び。共産主義を少女時代に体験した、日本、ギリシャ、ユーゴ、ルーマニアの人々の共産主義が壊滅した現代から語る、藪の中、共産主義の理解は4者4様であり、30年後の現代という時代の見方も4者4様。難しい課題をシモネタも含めた言葉遊びの妙を駆使した、著者の話術が冴え渡る。童話の様な書名なのに、大宅壮一ノンフィクションとは?読後感は、本当に納得する。こんなにうまくかけるなんて。 面白いです!(5点)
面白くて一気に3度も読み返しました。
当時のソビエト人学校の様子とか、すごく風情があっていいです。
この人の本を読むのはこれで3つめなんですが、最初にあたったエッセイは結構難しめのことも書かれていて、面白いんだけど「え〜と、なんかムズカシイ・・・どういう意味なんだっけ」と注意深く読み返したりしないと消化できなかったのですが、これはそういうことはない、と思います。
ですが、深い内容なんですけどね。あったかいし。
こんな面白い著者を見つけて、まだ3作しか読んでない、バンザ〜イ♪って感じです。


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