ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 の紹介ページ
2008/12/05 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉
著者:
塩野 七生
発売日:0000-00-00
出版社:新潮社
定価:\500(税込み)
販売価格:
\500
(税込み)
人気度:
ジャンル:文庫
ISBNコード:4774307254
在庫状況:
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時系列を飛び越えて
(5点)
塩野七生のローマ人の物語は 発刊を楽しみにしているシリーズである。このレビューでも幾度か取り上げたが 実に面白い。
27巻は 従来とはがらりと趣を変えて ローマ街道に絞った一巻である。ここまではローマの誕生以来 時系列的にローマを語ってきた塩野が 「時系」を放り出して ローマ街道と その一部をなす 橋について 集中的に語る。意欲的な実験作であると言って良い。こういう大技が出来るのは 歴史家ではない塩野ならではである。
我々は ともすると 歴史上の人物を通して その時々の時代を見る。それに対して 塩野はローマ街道を作り上げたというローマの精神を 主人公にしている。読んでいて ローマ人たちが 社会というもの 政治というもの 外交というものを どう考えていたかが はっきり分かり 小気味が良いくらいである。戦いも 陰謀も 恋のさや当ても出てこない歴史小説が かくも面白いことには いささか愕然とした次第である。
ヨーロッパ旅行に行くのなら
(5点)
古代ローマのインフラストラクチャー(社会資本)のみにテーマを絞った一巻、文庫では上下巻です。上巻冒頭部分で、筆者は「読みづらいだろうが、辛抱強く作品につきあってほしい」旨かなり心配して述べていますが、大丈夫。これまでこのシリーズを読み進んできた人なら、何の苦労もなく読めるはず。むしろ、古代ローマ人をより生き生きと感じられるようになるんじゃないかな。
街道網や水道といった「モノ」に語らせることで、ローマ人の思考や民族性が眼前に立ち上がってきます。この快感、学生時代に何度も読み返した、同じく塩野さんの『海の都の物語〜ヴェネチア共和国の一千年』を思い出しました。
イタリア旅行に行くのなら必ず、いやいや、フランス・スペイン・イギリス・ドイツ、西アジア‥‥かつての帝国領内を旅する人も、ぜひ一度読んでみてください。旅先で目につく遺跡の印象ががらっと変わること、請け合いです。
さいごにもう一つ、これだけ図版とカラー写真が入って、安いですよ。
ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉
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ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉
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