自壊する帝国 の紹介ページ
2009/01/09 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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自壊する帝国
著者:
佐藤 優
発売日:0000-00-00
出版社:新潮社
定価:\1,680(税込み)
販売価格:
\1,680
(税込み)
人気度:
ジャンル:単行本
ISBNコード:4774307254
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です。
これはすごい
(5点)
手島龍一氏との共著「インテリジェンス」から流れてきました。
筆者が如何にしてロシア専門家となったのか、
そしてどのようにしてソ連崩壊時の主要な政治家と知り合えたのか、
などなど、いずれも興味深い話題で、一気に読み切れました。
ロシアにおけるキリスト教に関する予備知識も適宜補われており、
勉強になりました。
「インテリジェンス」冒頭にある、「秘密情報の98%は公開情報を
再整理することにより得られるという。」の例とも言える新聞の読み方
なども披露されており、興味深かったです。
虚心坦懐とは
(5点)
年末から読み始めた佐藤優の諸作の一冊。
今回は佐藤のロシア回想記である。1990年代のロシアという 歴史的に考えても 百年に一度という大舞台に参加した 日本人が いかに歴史を眺めたか という点で興味深い。
僕自身はロシアには縁が無い生活をしてきており 従い 出てくる人の名前も大半知らない。ゴルバチョフとエリツィンという名前程度しか知らないのが実情だ。その意味では 僕が本書のよき読者足りえるかという点には そもそも 疑問がある。
しかし 読んでいて実に面白かった。巻置くあたらず という言葉があるが それに近い体験である。
本書が小説なのか ノンフィクションなのかが まず判然としない。但し 読んでいると これがノンフィクションであることを強く願う自分がいることに気がついてくる。それはそれで 我ながら不思議な現象だ。
その意味では 僕自身が既に著者に絡め取られている事を意味している。そのように「警戒」しながらも やはり これは事実なのではないかと改めて思ってしまう。
「ロシアの壊滅」を実感できた日本人は少ないと思う。そんな 無知な一人であった僕にしても 本書で描かれるロシアの姿には感銘を受けた。
勿論「壊滅」したのは 一体制 のことであり ロシア自体ではない。僕らは既に「本書後」のロシアを知っている。サハリン2に見られる 「資源」を武器とする大国が今のロシアなのだと思う。そんな今のロシアを理解する必要があるとしたら 本書に描かれる旧体制の崩壊過程は やはり押さえておくべきだ。
佐藤がロシアを理解できていたとしたら それは彼が キリスト教という文化のバックボーンから入っている点にあると思う。何かを理解したい場合 虚心坦懐に相手を眺める。そんな作業が生み出した ある意味では怪物的な著者であり 著作だ。ラスプーチンとは良く言ったものである。
一気に読めるおもしろさ
(4点)
400ページをこえる本だが一気に読んでしまった。ソ連崩壊前後の様子が佐藤氏の個人生活から鮮やかに切り取られ、読者を退屈させない。単なる国際政治分析本ではなくストーリー性もあり、なによりもあの時代に生きていたインテリや官僚達の生活の臭いがしてくる。著者は例の鈴木宗男スキャンダルの時にスケープゴートのごとく外務省から三行半を下された人物である。著者の外務省内部の描写も非常に客観的で好感がもてる。うらみつらみの感情があまり感じられないのはさすがと思わせると同時に、よけいに日本外務省のいいかげんさがよく理解できる良書でもある。
北方領土「特命交渉」
日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
大地の咆哮 元上海総領事が見た中国
国家の崩壊
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