ハードワーク~低賃金で働くということ の紹介ページ
2009/01/09 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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ハードワーク~低賃金で働くということ
著者:
ポリー・トインビー, 椋田 直子
発売日:0000-00-00
出版社:東洋経済新報社
定価:\1,890(税込み)
販売価格:
\1,890
(税込み)
人気度:
ジャンル:単行本
ISBNコード:4774307254
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です。
低賃金の生活
(4点)
イギリスの話だからと流せないので、読む価値はある。
最低賃金の職場を経験した方法に対し賛否両論なのは、
読み手たちの立場にも関わるのであまり考える必要はないと思う。
世間並の楽しさを与えてくれる店や行動が制限されるその生活と、
上昇出来ない社会構造の状況に衝撃だ。
低賃金労働者の生活に深く入りこむルポにならないのは
その生活が厭だし、自分が当たり前に生活していたレベルを大切にしたい
その正直な本音によると思う。
このことを踏まえて低賃金労働者の生活を上辺でも知ることは無駄ではない。
とりあえず「やってみた」というのは買い
(5点)
いろいろ突っ込みを入れたくなるところはあるが、低賃金の職種に就いて、公団に住む生活を体験してみるというのは貴重な姿勢。
イギリスの公的医療サービスの明らかに不可欠な仕事が派遣会社などを通じて低い給料で働く人により運営されているのには驚いた。
日本でも派遣会社の台頭が著しく、長者番付に派遣会社社長が登場しているが、低コストの労働力を供給するためのシステムで稼ぐ長者の存在意義が良く分からない。
作者の「必要な仕事をしている人たちなのに、何故その仕事で得る収入で生活ができないのか?」という疑問にはうなずける。それで回っていかない社会はやはりどこかおかしいのではないかと思える。
もうひとつ印象に残ったのは子供の「機会の平等」に関して。親の競争の結末が家庭環境であるとしたら、子供が生まれる家庭を選べない以上、子どもの「機会の平等」を保障するということは親の競争の結果に対してやはり最低限の保障をする必要があることになる?(子供を親から切り離して宿舎に入れるなら別だが・・)
「機会の平等」と「結果の平等」は家庭を通じてリンクしている?と考えるべきなのか?「親の敗北」が「子の不利」になるようではやはり「機会の平等」が保障されていないということになる。
いちじるしく「機会の平等」のない「競争社会」は「弱肉強食」としかいいようがない。
・・・日本とわが身に置き換えて見れば、とにかくわが子の教育費だけは惜しんだらいけないとうことか。
観光ガイドの外側の現実
(5点)
難しい話は抜きにして、これがロンドンの低所得の生活。
街の中心から20分も地下鉄に乗れば完全に観光ガイドの地図の外、一般的なロンドンのイメージからかけ離れる。
いつだか忘れたがTimesに載っていた記事、「英国は労働者が金持ちになるのが最も難しい国、生まれた階級が最も大きい理由」を思い出した。ただし、それは外側の視点から書かれた記事。対照的にトインビーは一時的であるにせよ労働者の視点で生活し、その視点に立ち現実を見ている。何故労働者が労働者のままであるのか、生活という視点からクラス間の移動が皆無に等しい事実とその理由、貧乏人はより貧乏に、金持ちはより金持ちになるシステム、公共サービスが酷い理由がこの本には書かれている。
観光ガイドには絶対に書かれないロンドン。しかしこれがまぎれもなくロンドンが抱える現実のひとつであり、ワーキングクラスの地域で生活を送る私にとっても目の前の現実である。
働きすぎの時代
働くということ - グローバル化と労働の新しい意味
下流社会 新たな階層集団の出現
ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実
しのびよるネオ階級社会―“イギリス化”する日本の格差
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