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 2009/01/09 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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香乱記〈4〉


著者:宮城谷 昌光
発売日:0000-00-00
出版社:新潮社
定価:\540(税込み)
販売価格:\540(税込み)
人気度:ユーザ評価:4.5
ジャンル:文庫
ISBNコード:4774307254
在庫状況:通常24時間以内に発送
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香乱記〈4〉の読者感想
敗者もまた英雄(4点)
楚漢戦争時代の英雄の一人、田横の物語。
勝者は敗者より優れている、という一般的な歴史観と違う視点で描いていく。その為か、この本を読んだ後には劉邦・項羽・韓信等のイメージが変わっていきます。
日本人は判官びいき的なところもあるし、その上、不屈を地でいく田横のような人間には魅かれていくと思います。
こういう例え方はいけないのかもしれませんが、日本の戦国時代の武将に例えると真田幸村かなぁという印象を持ちました。
とにかく魅力あふれる男の物語でした。死に方がまた凄まじい・・・。 「なるべく戦争はしたくない、戦争は無い方が良い」(5点)
秦の滅亡から漢王朝へという時代ということになると、項羽と劉邦の楚漢戦争に終始してしまい、鴻門の会といった場面くらいしか目に浮かばない。ところが、この「香乱記」を読むと、そんな単純なものではないことが良く解る。
この小説は、項羽、劉邦だけでなく、そこに田三兄弟の生き方、考え方を対比させる。もちろん、この他の人物の生き方も比較されているが。主人公田横は、「なるべく戦争はしたくない、戦争は無い方が良い」という領内の住民の立場に立った考え方をしている。その為に、実際、斉は一時期素晴らしい国になる。ところが、一人斉だけが平和を謳歌することは許されなかった。戦乱の世は、力の世界であり、権謀術策の世界だった。いかなる強者にも屈しない「不屈の精神」だけでは通用しなかった。これが平和な時代であったなら、この田横の考え方、姿勢は非常に大きな力となっただろう。
毎回のことながら、宮城谷昌光という作者の視点の大きさ、広さを感じる作品だった。この紀元前の世界の知識、経験は、現代に生かされなければいけないのだろう。

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