東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309) の紹介ページ
2009/01/10 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309)
著者:
石倉 昇, 梅沢 由香里, 黒瀧 正憲, 兵頭 俊夫
発売日:2007-07-01
出版社:光文社
定価:\893(税込み)
販売価格:
\893
(税込み)
人気度:
ジャンル:新書
ISBNコード:4774307254
在庫状況:
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大人のための囲碁入門書。「ナナメにご用心」は『暗黙知から形式知』の好例
(5点)
ヨーロッパでは漫画「ヒカルの碁」翻訳本が刊行されている影響で、囲碁を知っている子供達がいます。そんな御子様に囲碁初心者の私は完膚無きまでにやられました。(-_-);; そこで日本人として恥ずかしくない程度に囲碁を覚えようと一念発起して「銀星囲碁DS」の囲碁教室を始めましたが、「何故そう打つのか?」の解説があまりなくて、挫折気味でした。そこで本書を読んでみました。本書では、東大生(囲碁初心者)に全13回(約3ヶ月)の講義で囲碁の手ほどきをして、受講生の棋力を10級程度にアップさせた『囲碁の心得』が明解に解説されています。
本書の特徴は『囲碁の心得』を分かり易く言語化している処にあります。「まわりにきたらごあいさつ(ハネorノビ)」「『入れて下さい』に『入れません』とうつ」「ナナメにご用心」「自分の用心」「自分の弱い石から動くことを検討する」「キリチガイは場合によって対応を変える(ノビ or アテ→ツギ)」「離れてきたら離して打つ」「むやみにツケない」 ここで囲碁用語でない言葉(例:ナナメ)も使って囲碁の暗黙知を形式知として言語化している処に好感が持てます。(銀星囲碁で分からなかったことも解決しつつあります)
このような「暗黙知→形式知」(経験則の言語化)は高度な知的作業であり、私の仕事(研究職)でも重要な要素です。また、先を読むこと、局所的判断&大局観も重要です。そういう訳で囲碁の授業が大学で実施されていることは歓迎されるべきでしょう(→この講師陣、羨ましい限りです)。本書が網羅していない事項(定石など)は沢山あるでしょうが、「基本的な考え方」を身に付けるのに役立つでしょう。定石外の事態(失着)が発生した時の対処法や、巻末の囲碁関連用語集やコラムもGoodです。(^-^)v
今度こそ囲碁の実力アップができそうな予感
(5点)
まさか東大の正規の授業(卒業のための単位が貰えるという意味)で囲碁を教える(囲碁で遊べる)時代がくるとは・・・。
小生は将棋が大好きなので囲碁にも大いに興味関心があるが、手筋はともかく定石を覚えるあたりで白黒のゴチャゴチャ入り乱れに眼が眩み、挫折してしまう。
本書は、全くの初心者である学生にイチから教える教材との位置づけなので、記述が非常にわかりやすく面白い。子供っぽい(?)表現の“お約束”にはちょっとヒイたが、当たり前に使っていてきちんとした言葉になっていないような“常識”を的確に表現するなど、非常な工夫がされている。
単なる初心入門でなく、そこは大学の教養授業、遥か数千年前の本場中国から伝わる心得「囲碁十訣(じゅっけつ)」という四字格言も紹介されている。歴史ある囲碁将棋界には一般社会で役立つ格言箴言人生訓が数多いが、こういう“教養”も身につくのだから、ゆめゆめ「大学の授業で囲碁か」と侮ってはいけない。
将棋の世界でも「学校に将棋を」という普及活動が活発化しているが、同工の教材が出ないかなぁ、と期待してしまう。
とにあれ、今度こそは囲碁が強くなれそうだ。「学生風情に負けるか」という妙な対抗意識が芽生えたかな?
おぼえたての碁―はじめたばかりの碁がたちまち強くなる
ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習
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