女の子ものがたり の紹介ページ
2009/01/10 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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女の子ものがたり
著者:
西原 理恵子
発売日:0000-00-00
出版社:小学館
定価:\900(税込み)
販売価格:
\900
(税込み)
人気度:
ジャンル:単行本
ISBNコード:4774307254
在庫状況:
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あとだしレビューなんですが
(3点)
ぼくんちに通じる作品で、西原さんの持味の一つがよく表れた作品だと思います。
しかし購入当時、ぼくんちに比べ印象の弱い作品に思え、一度読んでそれっきりになっていました。
作者が自叙伝的な本作から何を伝えどうオチをつけたいのかが、伝わりきらなかったからというのも一因でした。
しかし最近「ユリイカ・西原理恵子特集」を読んで、作者が自身の作品から何を伝えたいと思っているのか、はっきりと知る事ができ、改めて読み直しました。
生まれで決まってしまうどうしようもない貧困が今も日本に実在する事、その中で必死に生きている人がいる事、それを全く気付かない世界があるから作者はこのジャンルを必死に書き続けているんだと思って読むと、この作品はテーマが重く、傑作です。
傑作ですが星3つにしたのは、ユリイカとの併読により初めて作品の真の価値が見えてきた為です。この作品単独でもこの重いテーマが完全に伝わっていたなら星5つでした。
人生と折り合いをつける子供たちの姿に不思議と心が添う
(5点)
幼稚園児のなつみは、ゆえあって父側の祖父のもとに一家で身を寄せることになった。海の見える村から山と田んぼと工場のある街へと越したなつみ。そこで知り合ったのはみさちゃんときいちゃんの二人だ。これは彼女たち3人の女の子の物語。
西原理恵子の、おそらくは自身の子供時代を投影した漫画です。経済的には全く恵まれない、勉強だって決して出来るとはいえない、3人の女の子たちはいわゆる不良と呼ばれる仲間たちとつき合いながら、山間の町で倦怠感と閉塞感を抱えながら成長していきます。
読んでいると、登場人物たちのその生活のすさみぶりに心がざらつく思いがします。ささくれだった日々は決して楽しいとはいえない数々のエピソードに彩られていて、いつ果てるとも知れぬ痛ましい物語の連なりに、ため息がもれるばかり。哀れというか、気の毒というか、なんとも形容しがたい書ですが、それでもなんだか不思議な魅力があるのです。
それはおそらく、世界というものがあたかも、自分たちが暮らす町の、目の届く範囲にしか存在しないかのような子供たちの世界観が非常によくとらえられていて、そこに、これほど気のめいるような子供時代を送ったわけではない私にも、懐かしく心重なるものを見つけることが少なくはないからでしょう。
そしてまた、登場人物たちが、自分たちの決して賞賛できるわけではない人生に対してまずまずの折り合いをつけて生きる姿は、それが諦念からくるものであるには違いないにしても、妙に共感を与えないではないのです。
人生のままならなく、やりきれなさを描くことにかけては、西原理恵子というのは大変巧みな作家です。本書はそのことを改めて感じさせる一冊です。
ですから、そうした西原流の人生観に触れる気分ではないという読者には、大変「痛い思い」を与える書であることだけは間違いありません。
サイバラ好きは読んどけ
(4点)
おそらくサイバラ自身の子供時代だろうな、と思わせる本。お笑いの要素はありません。露悪と切なさと子供の純粋さが強く描かれています。自分の子供時代を回想してみると、ひとつやふたつはシンクロする切ない思い出があるはず。生きていくだけで一生懸命な子供時代は「切なさ」なんて感じませんよね。表現できる大人になったからこそ描ける、子供時代の思い出話。
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