
スケッチを始めてみる気にさせられた(4点)
★4つ
不器用で絵を描くのが苦手な私がこの本を買おうと決めたのは、その説明が論理的で工学的であることにあった。
スケッチなど芸術にかかわることは主に右脳を使って行うものであろうが、この本ではむしろ左脳の論理的思考に働
きかけてくる。
もっとも強く印象付けられたのは「私たちの身の回りのものは線ではなく面で構成されている」ということで、これ
を理解すればグラデーションの観念がすっと理解できる。
また、モノを単純に写し取るのではなく、それがもっている「意味」を反映させた描写をせよというアドバイスもス
ケッチをよりわかりやすくするコツとして非常に的確である。
その他細かいアドバイスとして役に立ったものは、以下の通り。
「スケッチがうまくなる近道は線と円をモノにすること」
「スケッチの対象を『右上がり』の構図になるように書く」
「奥行きの表現は、先がどの一点に集まるかに注目する」
この本を読み終えてすぐ、絵心のない自分も何枚かのスケッチを描いてみた。
3分間スケッチは芸術と言うよりはビジネスや日常にも応用できる新しいツールとして生活に定着しそうである。 |