
河合隼雄の格好の入門編、人間関係に悩んだ時に開けば何かが見つかる(5点)
学生時代から、心理学に興味があり、特に、河合隼雄の本はよく読んだ。しかし、この「対話する人間」は、これまで手に取ったことがなく、先日、書店の書棚で見つけ、早速、購入した。
親子の対話、夫婦の対話、中年期の心の危機とその意味、等、一つ一つの話題は、確かにこれまでもいろいろな著作の中で目にしてきたきたことのなのだが、40代半ばの現在、読んでみると、常日頃、自分が気になっている細々したことの答えがそれとなく書かれている気がして、河合隼雄を「再発見」した気がした。本との巡り会いは不思議なものと、改めて感じた。
妻にも読んでもらい、彼女も彼女なりに、自分の悩みの答えをいくつか見つけたようで、夫婦の対話の材料にもなっている。
人間関係で悩んだ時に、開いて見ると、ヒントになることが何か見つかると思う。河合隼雄のエッセンスが詰まっている本。
響きあう(4点)
これだけ著書が出ていて、あまり当たり外れのない河合隼雄だが、この本も期待にたがわず、いま考えていることと響きあう文章がたくさんある。短い文章の集まりなので気軽に読めるが、心の深い部分で触発されることの多い本。 |