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 2008/11/21 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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代表的日本人


著者:内村 鑑三, 鈴木 範久
発売日:0000-00-00
出版社:岩波書店
定価:\630(税込み)
販売価格:\630(税込み)
人気度:ユーザ評価:4.5
ジャンル:文庫
ISBNコード:4774307254
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代表的日本人の読者感想
代表的日本人 内村鑑三著 を読んで(3点)
内容は至ってシンプルであり、内村が尊敬している5人の道徳的に秀でた偉人、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人を上げ、代表的日本人として紹介している。
元々は1894年日清戦争中の頃に書かれたものだが、日本が日露戦争で勝利すると欧州からの日本への関心が高まり、世界へ日本をもっと知ってもらおうとの趣旨で以前執筆したもの「Japan and the Japanese」を改訂して1908年に出版している。

さて、全体的な感想であるが、正直いうとそもそもの目的が欧州への日本紹介というものであるから、既に5人の偉人の業績を知っている知識ある日本人にとっては少々物足りないかもしれない。
私は中江藤樹にいたっては初めてきいたぐらいの知識であるが、それ以外の4人ついてはそれなりに知っていたこともあり、中江藤樹以外の人物紹介の部分に限っては感銘は受けなかった。

しかし、こういった昔の本はその内容よりも当時の人々の考え方や風土、嗜好などを学べる点では大きく役立つことが多い。

内村の思想的な背景をたどると、「代表的日本人」の元となった、「Japan and the Japanese」を執筆していた日清戦争当時、内外にむけ日清戦争が日本にとっての正義の戦いである、つまり義戦であることを世界に語りかける等、当時の多くの知識人と同様「愛国者」であった。ところが、日清戦争終結の頃からそれは実は「義戦」ではなかったと感じるようになり、その後、当該著作「代表的日本人」が改訂出版される日露戦争後の1908に至っては、あまねく戦争に至っては「義戦」などなく「非戦論」こそが正しい道だとしている。

著書の中では、キリスト教を礼賛している部分がかなり多くある。当時彼はキリスト教に改宗しており、また非戦論を唱えはじめた等の思想も影響しているかもしれない。また、当該著書を読むであろう欧州人に対してもかなりへりくだったもの言いをしている。技術や知識を分け与えてくださる優秀な人々といった感じを当時の日本人は欧州人に持っていたのかと想像できる。一般的な日本人よりも欧州びいきだった内村の文章とはいえ、おそらく多くの日本人が同様の感情は持っていたと察する。

さらに序文ではこう述べている。「わが国に対する愛着はまったくさめている」、「わが国民の持つ長所−私どもにありがちな無批判な忠誠心や血なまぐさい愛国心とは別のもの−を外の世界に知らせる一助となる」。

こういった彼の発言や著作を見ると、彼の思想は現在の非戦主義者、或いはリベラルと思われるかもしれないが、決してそうではない。
なぜなら、文章の端々で時折見せる正義観やプライドである。

例をとると、5人の偉人の中に西郷隆盛が入っている点である。西郷は承知の通り、征韓論を唱え、旧士族の不満を背景に西南戦争を戦いあえなく果てる。しかし内村は西郷こそが義のある人物であり。西南戦争は義の戦争であったとする。
また、日本で最も偉大な人物を挙げるのなら彼は西郷隆盛と豊臣秀吉を挙げるという。そして豊臣秀吉をナポレオン、西郷隆盛をクロムウェルに例えて絶賛するのである。

特に中江藤樹の紹介にいたるくだりでは、彼は開国後欧州から習った教育制度、宗教、道徳などについて、一方的に欧州の方が優れていたから導入したのではなく、江戸時代の日本のほうが勝っている部分も多いと力説している。
上記発言を欧州人にした場合、歓迎されないことが多かったと語る。「ではそれを証明しようではないか」とばかりに中江藤樹の紹介に入っていくのである。

このあたり、今の反戦主義者の考えとは全く異なる。
彼が今も存命であったら、その後の日本の歴史をどう評価するのだろうか・・・・。
彼にとって大東亜戦争は義のある戦いであったのだろうか・・・・。

本来あるべき非戦主義者とは何かを考えるきっかけになるだけでも、読む価値は大いにある。 米国大統領秘書官の必読書(2点)
米国新大統領に当選した者が、日本のマスコミから「尊敬する日本人は誰か?」と問われた時の回答用に秘書が読んでアンチョコを作成するタネ本。
5人のうち、日蓮上人についての記述は宗教哲学専攻の立場からしても一寸やり過ぎ言い過ぎの感がある。
西郷ファンになりました(5点)
西郷隆盛、二宮尊徳、日蓮上人にはとくに影響されました。

西郷隆盛からは「天」の思想を学んだ。
「貧困は偉人を作り
功業は難中に生まれる
雪を経て梅は白く
霜を経て楓は紅い」
この詩の一節は、もはや私の人生に欠かせません。

二宮尊徳からは、少年時代の勤勉さに感銘し、
自分もこれほど勤勉にならねば、と感じた。

日蓮上人からは、「勇気」といった、精神の強さを学んだ。

この本は私の人生を変えたといって過言ではないと思います。
彼らの生き方には強く影響された。
この本を読まなければ、好きな人に告白をすることもできなかった。
「決断」、「度胸」、「勇気」といった精神を、この本は与えてくれました。
そして、日本人としての誇りも。

新渡戸稲造の「武士道」よりも好きな作品です。

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余は如何にして基督信徒となりし乎
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