
うふっ。と、ドキッ!(5点)
冴えた文章に吸い込まれるように読み進んでしまいます。 飾り気のない言葉からにじみ出る力強さと親しみやすさがとても新鮮でした。 満州で生まれ、幼少時代を敗戦の日本で過ごした作者の豊かな人間性と鋭い感性、そしてユーモア。 久しぶりに出会った、心を潤してくれる一冊です。「○子様」で始まる手紙のような短編がたくさんつまっています。朝日新聞の連載で、ちょうど目にした[スイカ泥棒]の一編で、(何てドキドキ・ワクワクさせてくれる粋な作家さん! 一体誰?)と、夢中になってしまいました。絵本『百万回生きた猫』など受賞作品多数の作家さんで、私も息子も大ファンです。そんな絵本たちが生まれてきた世界を垣間見たような気持ちです。 後半に佐野洋子さんお勧めの作家・作品がいくつか挙げられており、早速買い求めてみましたが、゛こんなの、探していたのヨ"と叫びたい程面白く、奥深く、読書への道がまた開けたようです。 あなたもぜひ、うふっ。と、ドキッ!をどうぞ。
ときには辛く、ときには酸っぱいエッセイ集、すてきな一品(4点)
朝日新聞が楽しみになったエッセイ。作者独特の視点とユニークな経験から生まれる不思議なエッセイ。ときには辛く、ときには酸っぱいエッセイ集、すてきな一品、好きです。 |