
子供故に。(4点)
王を選ぶ時がせまりつつあるのに転変も叶わず「麒麟」であるべきかと悩む泰麒。そうしているうち昇山の日を迎えある日、他の者とは何かが違う驍宗に出会う。
「畏怖」の気持ちを単なる「恐れ」と受け取り、驍宗を守るためろくに使令も持たない泰麒が「守りたく」て誰にも使令に下せない妖魔に挑み、「お別れしたくなく」てがむしゃらに驍宗のあとを追う、、、なんてやっぱり10歳の子供なんだなぁとその純真無垢な心が何とも優しくそして痛々しかったです。
後半から終章も今まで以上に思い責務が泰麒にかかり悩みますがそれを克服した後は泰麒が一回り大きく成長したようで戴国のためにひいては十二国のためにどう活躍するのか期待です。
王を選ぶ!?(5点)
――夏至。泰麒にとってこの言葉は、とても重要なことを意味した。 10年間蓬莱で過ごした泰麒は、まだこちらのことで分からないことが多い。こちらでは国主を麒麟という生き物が選ぶ。戴国の王は戴の麒麟――泰麒が選ぶのだ。――夏至は、戴国の自らが王だと思う者、王じゃないかと皆に奨められた者が、泰麒の選定を受けるために、蓬山へ昇山してくる日なのだ・・・――。
一人の男の子がしっかりと描かれています(5点)
前編に続き、現代に人間として生きていた小さな男の子が別世界へ移り、一国を背負う麒麟へと成長していく過程のお話です。周りの人々の愛を一心に受けながらもそれに応えるために必死に自分へ問い掛けていく。。。 そして、現代への孤独への寂しさに耐えながらも、大切な人に自分の想いを応えてほしくて過ちを犯してまう。。 無理なく進む展開がさらなる物語りの中へと引き込ませてくれます。 |