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 2008/11/21 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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日本の競争戦略


著者:マイケル・E. ポーター, 竹内 弘高, Michael E. Porter
発売日:0000-00-00
出版社:ダイヤモンド社
定価:\2,520(税込み)
販売価格:\2,520(税込み)
人気度:ユーザ評価:4.0
ジャンル:単行本
ISBNコード:4774307254
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日本の競争戦略の読者感想
独創的な着眼点と堅実な論述(4点)
“アメリカ人の競争戦略本”に食わず嫌いしていた私にも読み易い書でした。というより誤解していました。やはり元祖に当たってみるものです(共著ではありますが)。
“保護行政の恩恵がなかったからこそ成功した、日本で唯一国際競争力のある農業企業”とか、
“中央の系列に入れず、支配的大企業がないからこそ優良企業が生まれる地方都市”とか、
決して平凡とは言えない独創的な着眼点から、地に足の着いた堅実な論述が進みます。同時に豊富な事例調査と分析が淡々と綴られ、それが読み難さより信頼感を与えます。
6年前の本とは言え、一部の経営者をやや過大評価している事を除けば、経年経過にもさほど色褪せていません。

「日本は過去にそうしたように、いくつかの欧米のアプローチを採り入れる必要がある。しかし、その結果として生まれるものは、米国型資本主義のクローンではなく、競争に対する日本独自の新たな概念である」(本文より)
俗に言う“格差社会”や頻発した証券犯罪、少子高齢化対策の不徹底は、旧体制を破壊し米国を模倣した小泉改革に元凶があるとの根強い批判があります。しかし問題なのはむしろ、海外に学んでもまだ、日本人が21世紀に通用する社会を自力で構築していない事だと気付かされます。格差を進歩に結び付け、公正な競争を定着させ、少子高齢化に、官も民もドラスティックな施策を打ち出す。それらをこの国の風土と調和させる。それはもうポーターさんに教えて貰う事ではなく、私たち日本人の真摯な奮起にかかっていると言えます。
少しだけ内容が古いのと、あえて概論に徹しており一般受けは難しそうなので星4つです。 ポーターによる日本分析(5点)
 日本型企業モデルの長所・短所を触れられるのだが、ここまで包括的に捕らえた本は無いのではないだろうか。
 ポーターが述べている日本人が陥ってしまう最も大きな落とし穴は、他社と同じような商品を売りながら、オペレーション効率の視点のみで競争をとらえてしまうということだ。このようなオペレーションの改善は汎用性が高く、簡単に他社・他国に普及してしまう。品質管理の分野で気がつけば、日本企業の優位性がなくなっているのでこの指摘には納得できる。

 では、欧米が90年代以降、持ち直したのはなぜなのだろうか。欧米企業は、ターゲット顧客を絞り、競合他社とは違う独自戦略によって生み出される独創的な製品やプロセスを元にした競争優位へと変換しているのだ。

 一方、官がやってきたことはどうなのだろうか。日本の政策の問題点にも本書は多くのページを割いている。日本では、規模の経済を追求し、競争を排除さえしてきた。しかし、国の役目はオペレーション改善のみであり、企業の競争力の高度化は企業自身の努力でしか解決できない。

私同様、ポーターの他の書に挫折・挑戦すらしたくない人にも、理論ではなく日本の全業界をケースとした本書を読めば、彼の考えが実によく理解できるのではないだろうか。 多種多様な自由競争市場で生き残れる日本企業を作りだす本(5点)
・発売当時はよく言われている「日本の事情」を並べただけで、「本当にポーター教授が書いたのか?」と思わせた本書であった。
・しかし、日本経済を回復させた「荒療治の竹中プラン」の根底にはこのポーター教授の本が影響を及ぼしたような内容である。
・さて、本書でも分析しているように、80年代に日本企業が世界的躍進をしたのは「政府の後ろ盾」があったればこそであった。自由競争の中での自立した勝利ではなかった。
・政府の後ろ盾は「収益性を無視した事業拡大」を可能としたが、護送船団方式の金融行政が転換したことで、脆くも崩壊した。
・さらに、国内には軟弱な産業を多く抱えたままであっために、「親亀転けたら皆転けた」的に長期の景気悪化に繋がっていった。
・官僚支配の日本政府は量的拡大にのみに重点を置き、「質的固め」を忘れたために、「親が居なくなっても自立して一人で生きていける子供」に育っていなかった。換言すれば「義務教育のまま」であった。
・スポーツの世界でも分かるように現実世界は多種多様である。
・この現実世界で生き残るには「自由競争」に慣れて、その中で生き残る「心身ともに逞しい日本企業」を養成しなければ、日本に未来は無いのである。
・ポーター教授の競争戦略理論で日本は甦る。

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競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか
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