
すべての働く人たち、これから働く人たちへおすすめできる一冊(5点)
「働き方研究家」というユニークな肩書きを持つ著者が、仕事の「やり方」や「在り方」についてまとめた一冊。私たちが生活するこの世界は、一人一人の小さな仕事の累積によってできている。仕事が働き方の結果であるなら、その働き方を変えることによって、世界を変えられるのではないか、と著者は述べる。そして、いいモノを作っている人たちへ、どのような働き方をしているのか話を聞きにいく。答えるのは、柳宗理、IDEO、パタゴニア社、宮田識(ドラフト)といった、一流の「働き者」たちだ。 さらに、著者は「自分の仕事」をキーワードとして提示する。これは、自分の感覚や気づきを出発点とした仕事のことで、自我のこだわりや自己実現の話ではない。あくまで自分が出発点ではあるが、そこを徹底的に掘り下げていくことによって、多くの人から支持される普遍性へと達する。実際にそれを成功させた人たちとして、サーフボード・シェイパー、パン職人、プラモデル設計者など、個性的なメンバーが登場する。 本書で取りあげられているのは、デザインやモノ作りに関わっている人たちが多い。しかし、彼らの言葉には分野を超越する意味やヒントが含まれているように感じる。少なくとも、自分の仕事や働き方について考える、良いきっかけになることは間違いない。すべての働く人たち、これから働く人たちへおすすめできる一冊。最後になるが、本書のうち、個人的にハッとさせられた部分を引用したい。 「人は能力を売るというより「仕事を手に入れる」ために、会社へ通っている。そんな側面はないだろうか。(中略)私たちが会社から仕事を買っているとしたら、そこで支払っている対価はなんだろう。それは「時間」である。そして時間とは、私たちの「いのち」そのものである。」
考えさせられる1冊(5点)
〜「働く」って言葉をいつも洗いなおすしていることが大事。〜 この一節が非常に印象的。仕事を自分を位置づけるメディアと捉えるなど、自分の中になかった発想が多く出てきて、非常にタメになった本である。純粋に「いい仕事」をしている人たちのインタビュー本として、ノンフィクションとしても楽しめる1冊。おすすめ!
星5つ(5点)
「放っておいても自然に出るのが個性である。」という言葉が印象的だった。自分の生きがいがそのまま仕事になっている人達ってすてきだなぁ〜って思う。働くことを意欲的に考えるようになれる。 |