格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢 の紹介ページ

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 2009/01/08 更新 DVD|CD|ゲーム|洋書
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格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢


著者:中野 雅至
発売日:0000-00-00
出版社:ソフトバンククリエイティブ
定価:\798(税込み)
販売価格:\798(税込み)
人気度:ユーザ評価:4.5
ジャンル:新書
ISBNコード:4774307254
在庫状況:通常24時間以内に発送
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格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢の読者感想
“論”が立っている(5点)
岩波書店の「格差社会―何が問題なのか」と読み比べてみたが、
個人的には本書のほうが著者の“論”が立っていて興味深かった。

元官僚らしからぬ突飛な物言いもあるが、それが言い得て妙でもあるから面白い。

一連の格差本のなかでは、一番オススメである。 書きたいことが多すぎて小見出しがたくさん(3点)
まず感じたことは、この著者は、格差社会についてなんとかしたいと思うのであれば、厚生労働省の労働省系キャリア官僚だったのだから、もう一寸現実や現場を知って、役所で汗水たらして頑張って見るべきではなかったのか。大和郡山市役所、厚労省、兵庫県立大学と公務員をサーフィンして得るものが無くなったらさっさと見切って、市民にも、労働者にも、学生にもあまり愛着がないのではないか。また、他人が作ったデータでの分析・意見は評論家的で、役所の審議会の答申以上に他人事風。
内容の要点は以下の通り。
○日本の格差拡大はジニ係数に現れているが、これは高齢者間の格差拡大によるところが多いとの意見もある。
○市場経済主義が勢いを増し格差が広がったのは小泉政権によるものではなく、社会の変化、経済のグローバル化、自民党政権の継続という条件下ではなるべくしてなったもの。
○所得、相続、株式譲渡からの益に対し累進課税率を強め、この収入は弱者が自立するための手助けに使う。このことによって、階層の固定化を避ける。
○生活保護などの給付を甘くするのではなく自立するための支援を強化する。即ち魚を与えるのではなく、魚の取り方を教える。
○そのためには、職業訓練の期間を半年でなく2年以上にして就業できる技術を身につける。

でも、階層の固定化を防いでも、子供にはチャンスが与えられるかもしれないが、その親にはあまり多くのチャンスが与えられるわけでないし、職業訓練も、ある程度以上の年齢になると覚えるのに時間がかかるし覚えたものを思い出し活用するのも上手くないし・・・ここらが格差の縮小が難しいところ。 類書とは一味違った一冊(5点)
 官僚出身の著者らしく、官庁から出されているデータをフルに活用して論を展開していく辺りは、流石だと思います。しかも、データも皮相的なものではなく、もう一歩突っ込んだものを出してきているので、「なるほど」と思わされることも多かったです。
 小泉政権に対しては100%賛成派と100%否定派に分かれることが多い中、巷でよく見られるような過度の肩入れや過度の批判がなく、非常に読みやすかったです。また、最近「格差、格差」と叫んで中身のない識者が多い中、具体的な処方箋を示した著書だと思います。
 もう一つ気に入った点は、富裕層・中間層・貧困層・企業のそれぞれに応分の負担を求めていること。この手の本は、必ず上記のいずれかを擁護し、いずれかを攻撃する、と言った過激なものが多く、その主張が過激であればあるほど、実現性に疑問符がついてしまうものですが、上記のいずれをも擁護・攻撃せずに論を展開しており、その提言にかなりの信憑性を与えていると感じました。

この本を買っている人が買っている本
格差社会―何が問題なのか
労働ダンピング―雇用の多様化の果てに
新平等社会―「希望格差」を超えて
下流喰い―消費者金融の実態
ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る

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