一方、この、ハッカーの挑戦では、ネットワーク管理者側の立場に立って、物語形式で話が進められている。物語は本筋に大きく関係ない部分も多いのではあるが、これのおかげで読みやすくなっているのも事実だろう。しかも、内容は、「問題」と「解答」に分かれていて、実際に被害にあったかのような心境で自ら考えることが出来る。問題のパートでは、被害にあ ! !!たときの状況、ログ等の説明があり、これを元に、読者が実際に原因、進入経路等々を推測するのだ。一方、解答編にはそれらの解答と、そして、対処法、対策方法が述べられている。こういった、管理者側からの視点の本は少ないので、かなりお勧めだ。 すべてのネット管理者必読書(5点) 自分の管理下のネットワークが、もし不正侵入などの被害にあったらどう対処すべきか。侵入の手口や理論などはいろいろな本で公表されているが、最初にとった管理者の適切さや、ログの読み方(これがこの本の最大のおすすめ所でもありむずかいしい所)などの対処方法を時系列にそってここまで克明に書かれた本は読んだことがない。最終的には専門家にゆだねるとしても、ネットワーク管理者として「もしもの時」最初にとらなければならない行動はなにか。不正侵入などの被害に遇う前に読んでおいて損はない。Part1は事例と問題、Part2は解答、対策、対応処置が丁寧に解説してある。ログの中に、解答の糸口があるはずだ。マーカーを用意して読むことをお勧めする。著者(翻訳者)には失礼だが、あまりにも難し ! !!ぎて手におえない読者でも、20の物語(事例)の中からの拾い読みでも十分楽しめる本である。ログをじっくり読んでほしい。必ず「スキルアップ」しているはずだ。もしネット管理者の立場にいる読者ならば「クラッキング防衛大全」とともに購入して読むべき本として推薦する。