
よく書いてくれたなと思います(5点)
運動生理学やトレーニングに関する書物、殊に指導者が書いたものは種目を問わず山ほどあります。 しかし、そういいう本はありがたいのだけれど今ひとつ肉迫したところを欠いているのですね。この本の最大の「売り」と言っていいところは適正に処理されたデータと感覚に由来する主観が本人によって評価されている点にあります。このように書くと、著者の主観によりデータをコントロールしていると思われるかもしれませんが、理論の構成は競技者と一般愛好家を対照区及び無処理区、本人データを処理区として比較することにより担保されているまたは閉じているので、安心して読むことが出来ます。 ただ、つまらないことですが表紙に「国立」鹿屋体育大学・・・とあるのは良くない。「くにたち」かと一瞬思ってしまいます。「国立」は不要。
「だろう」でやってることを改めよう(5点)
運動をすれば脂肪は減る? 山は下りの方が楽? 運動中は水を飲まない方がいい? あなたの見解はどうだろうか?この本に答えが書かれている。 本書の前半では一般的な登山について、 ・登山はどんな運動か ・登山で起こる疲労はどんなものか ・登山に必要な体力とそのトレーニング法 を、実際の計測データを元に詳細に述べている。 私も山歩きをするのだが、何を食べたらいいか、水はどのくらい飲むのがいいか、普段のトレーニング(といっても日常生活の中でだが)はどうすればいいのかが具体的にイメージできるようになった。登山は理想的な有酸素運動であり、脂肪の減量効果に優れているとわかったのも喜ばしい。 後半はクライミングと高所登山をする人のために必要な体力とトレーニング法が書かれている。3000m(中高年者は2500m)以上の山に登る人は必見であろう。 なお、「百科」であるため巻末には詳細な索引が設けられている。
読みごたえのある一冊です(5点)
疑問に思っていたこと、知りたかったことのほとんどが解決しました。特に、作者自らが実験材料になっておられるところが真実味があります。 趣味でたまに山に登る程度の私には難しすぎるのではないかと思いましたが、大変わかりやすかったです。 購入前は本の価格も高いと思っていましたが、読んでいくうちに、この価格でこの内容は決して高くないと思いました。 |